真性包茎癒着型の特徴とは
真性包茎には様々な種類がありますが、その中でも多いのが真性包茎癒着型です。真性包茎には亀頭と包皮内板の一部や広範囲が癒着することによるものがあり、それが真性包茎癒着型と呼ばれます。
この癒着は成長とともに解除されることが多いですが、まれに解除されない状態のまま大人になる方もいます。大人になってからの場合では自然に治る可能性が低くなるので手術などを行って、状態を解除することが重要となります。もしもこの状態を解除しなかった場合、真性包茎が深刻化することもあります。
その場合にはくっついている状況を手術や処置で解除した後、通常の包茎手術を行うことになります。年齢が進めば進むほど癒着が強くなってしまうので、そうなる前に対処をすることが重要といえるでしょう。
子どもの頃であれば様子見ということも考えられますが、大人になってからも状況が変わらないのであれば、手術をすることも選択肢に入るといえるでしょう。
真性包茎強度絞約型の特徴と手術
包皮口が非常に狭まることによって起こる真性包茎は真性包茎強度絞約型に分類されます。包皮口の絞約は通常であれば成長の過程で押し広げられますが、その狭まり具合が大きい場合には全く拡がらないことになります。
これが真性包茎強度絞約型の特徴です。この症状が出ているときには背面切開などの皮膚の伸展形成術を用いて露出出来る状態にして、その後余剰包皮の切除を行うことになります。真性包茎強度絞約型に分類される状態は癒着型と混合してしまうことがあり、その場合には特に手術に時間がかかることもあります。
余剰包皮の切除を行わずに狭まりだけを改善するという手術もあります。しかしながら、それでは完全に状態を改善できるとは限りません。そのため、手術を行う場合には2段階の施術を実施し、完全に状態を改善することが重要といえます。混合した症状があっても同時手術を行うことにより、真性包茎を治療することは可能です。
まとめ
真性包茎に分類される症状は様々となっていて、適切な診断を受けることによって受ける手術が決まります。分類を見極めることは施術において極めて重要といえます。そのため、クリニックでは手術を行う前にじっくりと診察を行うことが一般的となっています。
真性包茎を治療したい場合には自己判断で分類をするのではなく、診断を受けて適切な分類の見極めを行ってもらうことが大切です。施術をしてもらうタイミングは速い方が治りやすいということも覚えておきましょう。