真性包茎の基礎知識。
真性包茎とは、包皮と亀頭の関係で問題が起きる包茎症状の中でも最も症状が重いタイプの分類になります。簡単に言うと、包皮に亀頭が埋まって出て来ないタイプの包茎であり、放置しておくと細菌感染症や性病等の問題の要因にもなりかねません。程度によっては排尿や性行為に問題が出るレベルの物もあり真性包茎は、中途半端にしか亀頭が出せないカントン包茎等と同じく保険適用での手術がOKな分類に入ります。
ちなみに、真性包茎にも分類があり、その内訳は「包皮口が異常に狭いタイプ」と「亀頭と包皮が癒着しているタイプ」の2種類です。どっちの方が重篤であるという様な事は無く、何れも基本的な包茎手術で十分対応可能な分類になります。
ただ、単純に性器の問題とは言い切れない部分もあり真性包茎による癒着等は後天的な原因で発生する事も無いではありません。例えば糖尿病等が代表例ですが、壊死症状の延長が真性包茎になって出て来る様な事も分類上有り得ますので、おかしいと思った場合には痛みが無くとも、即受診する事が鉄則と考えて下さい。
真性包茎の手術の基礎知識。
真性包茎の手術の基本は、環状切除法になります。包皮の先が狭いケースでも亀頭と癒着があるケースでも十分適応可能です。これ以外には、子供の時だけ適応可能な方法で背面切開法等も保険適用OKとなります。ちなみに自由診療の方になると、亀頭直下法や性感帯温存法や両方の特徴を組み合わせた亀頭下性感帯温存法等も出て来ます。
どれが良いのかは、症状だったり、本人の都合次第な面もありますので簡単には言えません。ただ、一刻も早く真性包茎から解放される事を目的としている場合でしたら、保険適用の方が手早く、しっかりした仕上がりクオリティを重視したいというのであれば、自由診療の方が良いです。
診療科は泌尿器科と形成外科と、両方の機能を持った専門病院という事で覚えて下さい。最も良いのは最後の専門病院ですがもしも近場で発見出来なかった場合には、泌尿器科と形成外科の方で、もう一方の技術を持った専門家と協力関係がある所を探すというのをテーマにするのをおすすめします。
まとめ
真性包茎には亀頭と包皮が癒着したタイプと、包皮の上がとても狭いタイプの2種類があります。どっちも保険適用可能で手術が出来ますが、保険適用の場合は基本的な機能回復を重視し、自由診療の方はクオリティ重視の場合の選択肢だと考えて下さい。
ちなみに、真性包茎は糖尿病等を原因に後天的に発症してしまうケースも無いでは無いです。診察の結果、こっちが原因となった場合は治療期間も当然長引く事だったり、診療科は泌尿器科と形成外科と専門病院の3択になる事等も、押えておきたいポイントになります。