真性包茎の包皮口の絞約の概要
真性包茎は大きく分けて2種類に分類できます。それはカントンと仮性包茎の2つであり、さらにカントン包茎の場合は包皮口の絞約というものがあります。この真性包茎の場合、陰茎部全体と亀頭の付け根までが皮に包まれているのが特徴です。
この絞約に分類される真性包茎は、勃起をするたびに皮膚が引っ張られて強い痛みを感じます。覆いかぶさっている皮が分厚いということも相まって仮性包茎のように皮が伸びることもなく、性行為時には無理な力が加わることで裂傷を起こしやすいのも絞約の特徴です。
この真性包茎の場合、裂傷がたびたび起こることでその傷口から黴菌が入って亀頭炎を起こしやすい真性包茎でもあります。この絞約に分類される陰茎なのかを自身で見極める方法としては、勃起時に亀頭の付け根にあたる亀頭冠が見えている・見えていないで自己判断することが可能です。見えていない場合は絞約の真性包茎に分類されるので、包茎手術を受けるのが望ましいです。
真性包茎の絞約を治療する方法
絞約に分類される真性包茎は勃起時や性行為時に激しい痛みを感じるうえ、裂傷を起こしやすいというデメリットが目立つ包茎です。
日常生活に支障をきたす原因にもなり得るので、男性専用クリニックや形成外科等の医療機関を受診して治療を受けるのが賢明です。絞約の治療は一般的に「切開法」という手技の手術が実施されます。
この手術は亀頭の付け根から陰茎部を覆っている表皮を取り除く手技で、真性包茎手術の中でも古くから用いられている方法です。以前であればメスを用いて約2mmの切開が必要でしたが、昨今では医療用レーザーを用いるのが主流で、傷を付けることがなく縫合をすることもありません。
約0.01mmのレーザーを照射して陰茎全体の皮と取り除くだけなので、10分程度で終わる手術です。治療前に陰茎に塗布薬タイプの麻酔を塗るため痛みを感じることもなく、日帰りで対応できる処置で身体的・精神的な負担がない治療といえるでしょう。
まとめ
以上、真性包茎に分類されている絞約の概要と、治療法についてでした。包茎と一言にいってもさまざまなものがあります。絞約の場合は真性包茎の中でも痛みを伴い、裂傷を起こしやすいという特徴があるので早期治療が望まれる真性包茎です。
治療を受けるには男性専門クリニックや形成外科等の医療機関を受診をして、「切開法」という手術を受けましょう。現在は身体に負担が掛からない医療用レーザーを使用して手術がおこなわれるので、気楽に治療に挑めます。